2011年9月22日木曜日

荻野欣士郎監督「福島さん」を拝見してきた…

 週末週明け急ぎの仕事があり、明日への一言、更新が遅れてしまったがお許し願いたい。


 本日、日本を縦断した台風15号。四国・名古屋・首都圏東京を直撃、そのまま北上し福島・宮城と抜け今太平洋上に少しそれたところだ。沢山の悲惨な爪痕を残して、今も尚予断を許さない。台風は皮肉な事に福島原発の真上を通過したと言う。その直後に茨城北・南部を中心とした地震が発生、立て続けの悲惨な現状に被災地の悲しみが積み重なる。今後何事も無ければ良いが…。


 そんな台風の最中、本日私はある自主制作映画を鑑賞してきた。
 原発問題で揺れる福島県を擬人化した異色短編映画、その名も『福島さん』。
 映画は2011年4〜5月、福島県いわき市にてロケを敢行、撮影のカメラ、照明等の電源は、ソーラーバッテリーで充電したという徹底ぶり、脱原発をアピールした意欲作なのだ。 実はこの映画の脚本・監督を手がけたのは、facebookの友達である荻野欣士郎氏。生まれも育ちも東京の新宿区。詳しくは聞かなかったが、ひょっとすると福島とは全く縁のない方なのかもしれない。
 映画監督としての実績も素晴らしい。1シーン1カット99分「浅草堂酔夢譚」はモナコ国際映画祭にてIndependent Spirit Award・主演男優賞・主演女優賞を受賞。ロスのニュービバリーシネマでも上映されたと聞く。そして最新作が本日私が拝見した「福島さん」。
 東京板橋の小ホール・サブテレニアンで行われた上映会。残念ながら台風の真っただ中だけに客足は少なかったが、最前列で拝見させていただいた。

 私の故郷はご存知のように「福島県」だ。父方・郡山市、母方・福島市、言わば現在大問題となっている福島原発のホットスポット。それだけに荻野監督の作品は何としても拝見したかった。

 内容は当然の事ながら、東日本大震災による福島原発災害問題についての提言なのだが、その表現視点がなかなか興味深い。ご覧になっていない方が多数おられるので、詳細・結末は書かないが、「擬人化」という捉え方はストレートな反原発シュプレヒコールよりも、もしかすると「その真意と理解度」がさらに深まるかも知れない。
 さらに現代相関図も加えられ、私たち国民の疑心暗鬼心も盛り込まれている。
 確かに、予算的にも時間的にも制限があったことは否めないが、その中で沢山の仲間達とこの作品をタイムリーに発表した事を何よりも評価したい。

 本日9/21だが、23日迄の間、あと二日間、板橋サブテレニアンにて鑑賞出来るので、お時間のある方はぜひご覧いただきたい。拝観料は800円だが、全額福島県復興のために寄付されると言う。

 映画終了後に荻野監督と固い握手をして写真を一緒に撮らせていただいた。
 東京生まれ育ちの一人の青年が、映画と言う力で「大きな難問」にぶつかって行く。福島県民のみならず、世界規模で沸き上がる脱原発運動の賛同者に大きな力を与えてくれるかもしれない。
 ぜひ、荻野監督「福島さん」を支援・上映して下さる方々を多く募りたい。荻野監督直接でも良いし、私に連絡をして下さってもいい。心からお願いを申し上げたい。